戦慄の魔説
風も少し出てきたし
てか出てなくても危ないけど


「あの~危ないから降りたほうがいいと思いますよ?」


髪は水色で長くワンピースの上に大きさの合わないコートを着ていた
身長は150ちょいくらいだろうか

すると風にあおられ落ちそうになる


「あぶな!!」


急いで左手を掴み引き寄せる

するとその子に触れた途端に勝手に獣化した


「なんで勝手に?」


フードで耳を隠すが思いっきり見られた

すると顔を近づけてきた


「な、なに?」


「クォーツの匂いする」


「クォーツ?クォーツハイレス?」


すると頭を縦に振った
クォーツさんの知り合いらしい


「今は1人なの?」


「さっきまでクォーツといた」


さっきまで?
はぐれたわけか

クォーツさんに電話をする


「もしもし、どうしたの真実くん」


「あの…ちょっと変な子捕まえました……君名前は?」


その子はマーシャと名乗った


「マーシャといるの!?ちょうどいいわ。その子が探知系の子よ。迎えにいったんだけど逃げられちゃって、悪いんだけど晴明さんの所まで連れてきてくれる?」


はぐれたんじゃなくて逃げたのか


「了解です」


「じゃちょっとマーシャに替わってくれる?」


チラっと見ると逃げだそうとしたためコートを掴み止める


「もしもし……うん……観覧車……お腹も……わかった!!」


マーシャから携帯を受け取る

「もしもし真実くん?悪いんだけど観覧車のさせてあげてくれない?あと何か食べ物も」


「それは命令ですか?」


「お願いよ」


「はぁ…了解しました」


お願いなら金は自腹か…仕方ない

< 170 / 263 >

この作品をシェア

pagetop