戦慄の魔説
クラスからの質問攻めに耐えてやっと放課後になった。
教室が三階だったためその疲れからか足取りが重い

「疲れた…明日からはなさないようにしようかな」

そう言いながら階段を降りていると二階の薄暗い廊下から声が聞こえる

「先…これ…こ……さんの……だよね」

声が小さすぎて聞こえない。
近付いて聞いてみると

「先輩!!これこっくりさんだよね!?」

どうやら話声ざわつきから二人以上の人が何かを見つけたらしい

(こっくりさん?この学校そんなんが流行ってんのか?)

心の中でそう思っていると一人の女子生徒が来てバレてしまった。

「灯〜どうかしたの〜?」

教室の中から声が聞こえる、どうやらこの女子生徒は「灯(あかり)」と言う名前らしい。容姿は髪が肩くらいまでの明るそうな子だった

「凛華先輩〜廊下に転校してきた子がいました」

どうやら灯は俺とおんなじクラスらしい

「じゃあその子連れてきて!!」

凛華(りんか)と呼ばれる人が俺を連れてこいっていってるらしい。

灯を見ると顔が教室入ってと言ってるようにみえた

「なんで俺が」

溜め息混じりに教室入ると中には何かを囲むように男子二人女子二人の四人がいた。


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