戦慄の魔説
少し考えていたのか黙っていた


「安倍晴明…陰陽師のだとすれば…生きてるとは思えませんが」

「それはな…霊力で生きてるんだ。それはさておき…右手の甲のそれ…見せてくれないか?」


俺は流に頷くと
流は右手をだす


「ふむ……あの水晶玉とは少し違うみたいだな」


「それ魔水晶と呼ばれていて…最初は水晶玉みたいな感じだったんですが加工したんです。あと属性に対応した武器を出せます。俺はなぜか割れてこんな刀しか…」


「なるほどな…第三世代か…真実くんは特殊だからな…対応出来なかったんだろう。じゃ君…武器を出してくれ」


言われた通り武器を出した


「ほぅ…魔水晶からでてきた霊力が具現化する仕組みか…風属性…スピード重視か」


「俺たちのと似てるな」


暁がタバコをふかしながら言った


「俺たちの?真実も出せるのか?」


「あぁ…てか俺は特殊でさ…」


俺は流のレイピアを真似て出す


「これは…」


「偽物だよ。多分性能は半分もない…作れても本物の半分以外だから基本は…」


漆黒を出し見せて消し黒金白銀をだし消す


「今の三本を使ってる…他の人は一種類だけど」


「武器をしまってくれて構わない…ありがとう」


晴明さんは流に言った


「神風はあなたたちを倒すと言っています…俺は真実から聞いてあなたたちが悪だとは思えない」


「あぁ…それで構わない…だがバレたら殺されるかも知れない…気を付けなさい」


晴明さんは流に答えた


「所でお前らはなんでこっちにきた?神風の島は人工島なはずだろ?」
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