戦慄の魔説
しばらくケンカを見ていた凛華だったが…


「あきた…見飽きた!!まこちゃん力解放しちゃえ!!」


真実は無意識に力を解放した


鎖を体に纏った時には髪は銀、眼も色が変わっていた

そして暁を気絶させた


「はいお疲れ様ぁ~暁は回収させてもらいます」

凛華に背負わせ元の姿に戻る


「はぁ…疲れた…ん?みんなどうした?」


女子は顔を赤くしていた

「真実…お前は何者だ…」
流は驚いているみたいだった


「何者って言われても……まあとりあえず夕飯の準備をします」


キッチンに逃げ込んだ

冷蔵庫を開けるとほとんど何もなかった


「買いだし…行くか」

「なら…俺も行こう」

「荷物持ちで行ってやるよ!!」

流と大地がついてくるらしい

みんなに何が食べたいか聞くと肉ばっかだったため焼き肉になった



結界から外に出て近くの商店街まで向かった


「金はどうする?」

「ひとまず俺が払うよ。神風からも入るだろうし」

「そっか!!やべぇな1000万!!」

神風から入る金は1000万だった
国のどこにそんな金があるのか…

しばらく歩くと女子高生が前からきた


「ねえ…友達の友達が見たらしいんだけど…地下鉄にでるらしいよ…」


地下鉄?
もしかして今回のやつか?
それに噂は広がってるみたいだ


「真実…今のが」

「そうみたいだな…これが世魔の怖いとこだ。噂が広がるだけ強くなる」

「噂になるってことは誰か見たってことか?」


大地が珍しく質問してきた

「そこが難しい…例えば作り話も都市伝説にはなるんだ。だけど火のない所に煙はたたない…もしかしたら見た人もいるかもな」


そう…都市伝説なんてものは感染力の高い風邪見たいなものだ

自然と湧き自然に広がる
スタートなんて大まかにしかわからない

それが都市伝説であって世魔だ


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