戦慄の魔説
風は地下にあるにも関わらず新鮮な感じがする


「やっと…わかった」


流が立ち上がる
少し足元がふらついてるようだ


「行くぞ……天風…」


右手に風が集まり緑の装飾のついた騎士の剣のような細い剣が出てきた


流は霊力を溜めているらしい


俺に向かっていた少女は流にターゲットを定めて走り出した


流が左手を少女にかざすと突風で少女が後ろに飛ばされる


少女が体勢を立て直したとき

流の剣の刃の部分が風のように消えていった


そのとき…少女の胸に刃が刺さり倒れた


「俺の…力すべてを使った…技……風刃(かざば)」


流は気絶した
それを紅なが受け止める

少女を見ると足から砂のように消え始めていた
目からは涙が流れている

近づき涙をふき取るとこの都市伝説が頭の中に流れ出した


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