戦慄の魔説
ある程度準備ができた

隣を見るとフランがまだいた


「まだできないのか…」


どうやら缶を開けるのに戸惑っていたらしい


顔を赤くしながら思いっきり力を入れていた


「貸して……ほらこうだよ。それから…………」


とりあえず一通り見せた

「わかりましたわ!!皆さんのぶんも用意しないと……きゃぁ」


お盆を持ちながら盛大に転けた

俺はフランを受け止め紅茶をお盆で受け止める


「そんな焦んなって」


「あ、ありがとうございます」


フランはリビングに行った


「はぁ…調子狂うな…」

「賑やかが増えたな。何か手伝おう」

「流…お前だけが頼りだ」

流と盛りつけをして運ぶ

「できたぞ~」


みんな食べ始め洗い物をしてるとフランがあまり食べてないことに気がついた

箸…苦手なのか


とりあえずフォークを持ちフランの前に置く


「真実くん食べないの?」

「なんか気分悪くてな…女子四人…洗い物任せた」


部屋に入りベッドに寝る

なんかやっぱり変だ
何か起きるな


なかなか寝付けず上を見てるとノックされた


「どうぞ~」


「お加減どうです?」


「フランか…まあまあかな」


「これ…どうぞ」


渡されたのは飲み物だった

「レモネードか…ありがとう」

一口飲むと強烈な酸っぱさに襲われた


「ごほっごほっ…なにいれたんだよ!!お前飲んで見ろよ!!」


「そ、それは…かか間接…」

「はぁ…わかった…材料持っておいで」


持ってこさせると明らかに異質なものがいた


「これなんだ?」

「はちみつ?」

「酢だよ!!酢!!」


スプーンに入れ飲ませる

「ん~~!!何ですの!?これ」


「だから酢だって…普通わかるだろ…」


「ごめんなさい…」


テンションが一気に下がり小さくなっている


「はぁ…フラン…明日からご飯一緒に作るぞ。お前ならちゃんと作れる」



するとフランは顔を赤くして二階に行った


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