戦慄の魔説
すると黒いフードをかぶった人に檻の前まで誘導された

ちなみに客席には見えない壁みたいなのがあり中にいる俺と(何か)は出れない

すると檻が壊れ中からでてきた

姿は狐のような狼のようなものだった。体には鎖が巻かれている

銀狼は毛を逆立て威嚇している

(今からあなたにはこちらが止めるかあの銀狐を滅するかで合格です。武器は暁様から預かっているものを渡します。では始めます)

合図と共に鎖が切れた

鼓膜を破るような雄叫びをあげこっちを睨む銀孤

俺も獣化し、体制を整える

師匠が渡してきた棍を振り馴染ませる

そうしているうちに銀孤は飛びかかってきた

大きさは普通に立っただけで2メートルは軽くいく大きさだった

「早いしでかいし反則だろ!!」

俺も早く動き回避する

相手が突っ込んできた隙に首に突きをする

しかし全く効いた感じがしない

さっきよりも早くなり追いつくことができない

鋭い爪のある前足で左腕を引き裂かれた

「なんて早さだ!!避けることすら難しいなんて」

その頃ステージ外では…

「なかなか保ちますな…まだ霊が見えてから1ヶ月も経ってないらしいじゃないか」

「だな。ここまで動ければ合格ラインはいくだろう」

周りのフードをかぶったえらそうな人たちが話している

「ふん。お前らの目は節穴か…あいつはまだ本気をだしちゃいない。暁、そろそろ見せろ」

真実と逆の目を髪で隠した青年がそういった

「へいへい、わかりやしたよ~じゃしばらく銀孤をとめてくれないか?黒幻(こくげん)」

するとステージに黒幻が現れなぜか銀孤の動きが止まった

「3分だ…はやくすませろ」

すると師匠に呼ばれた

「真実…お前体重いだろ」

「なんでそれを?」

「見てりゃわかる。華音には説明しておいた。華音の血を吸え」

何を言い出したのかいきなりすぎてわからなかった

「急がなきゃ!!早く私の血を吸って!!」

「ごめん先輩!!」

首筋に噛みつき血を吸う

少し吸っただけでだるさが消え感情が静まった

「暁…先輩を頼むぞ」

まるで別人のような霊力と雰囲気になった真実はステージに戻った
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