戦慄の魔説
しばらくしてから無線がはいる

「すいません。かなりの世魔がいるため着地できません」


「そう、じゃ飛ぶんで高度少し下げて」

「飛ぶんでって今飛行機のなかじゃな「下げました。御武運を」


遮られた…


その瞬間クォーツさんに抱えられるように華音先輩と俺はドアから飛んだ
飛んだと言うより落ちた

下には世魔がうじゃうじゃいる
さっきのカラス天狗も

クォーツさんはカラス天狗を足場にするようにしながら地面に着地した


「どう?なかなかスリル満点だったでしょう」

「怖すぎです!!!!」

「私は楽しかった」


この二人は似たもの同士かもしれない


周りを見渡すと数々の世魔がいる

すると徐々に消えだした

「やっぱりあのカラス天狗は時間稼ぎね」


今までいたのが嘘のようにすべて消えた


「ようクォーツさん、すまない。魔書はもってかれた。被害は魔書だけ、建物は壊されもしないし死人もでてない」

「そう。ひとまず東京で会議ね。日本すべての支部長に連絡をしといて。あと今回の詳しいレポートを」

「了解した」
< 59 / 263 >

この作品をシェア

pagetop