戦慄の魔説
目が覚めると周りは赤黒く何もない空間だった

「起きたかい?君は確か真実くんだね?」

「はい、あなたは調査の人ですか?」


容姿は黒いフードをかぶっていてみえない

「そうだよ。私はサハラ。残りも無事、ただ体力的にも厳しい。」


その人の後ろには男女3人を囲むように調査の人がいた


「あれは何をしているんですか?」


「あれは闇を吸っているんだよ。ただあいつらは限界だ。ここに来てもう30日だ。なぜか腹は減らないけど霊力は吸い取られるんだ。だから闇の吸収、霊力の補給をあの男女にしているんだ」

ちょっとまてよ?
確かこの人たちが消えたのは10日前のはず

「まってください!!俺たちは10日前に皆さんが消えたと聞いて来たんです」


「ということは、ここと外の時差は3日くらいということだね」

男女の近くに行くと安定しているみたいだけど調査の人たちはつらそうだ

「皆さん!!俺が皆さんに霊力を渡し闇も受け取ります」

「それはむちゃだ!!これだけの人数の闇、霊力は半端じゃない」

サハラさんが止めてきた

「大丈夫…俺は闇に好かれてるはず」

そういって調査の人の闇を俺は手から吸い始めた
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