この出会いが奇跡なら-上-



校長先生が笑顔で一発目の挨拶をする。


怖い雰囲気が少し出ているも、笑顔は物凄く優しかった。


担任の紹介や、偉い人からのお祝いの言葉。


そんなありきたりな入学式を終えて、先輩達からの拍手に迎えられながら、長い入学式が終わった。




この学校は、広すぎる。

これじゃ、道に迷っても無理はないと思う。



そんな事を思ってクラスへ戻ると、結構色んな人と話が出来るようになった。



「HR始めるぞ」

教室に入って来た担任の言葉にぞろぞろとみんなが席につき始める。


まずは担任の自己紹介から始まって、その担任の自己紹介で、結構面白そうな先生だなっていうことと、見かけに寄らず若いってことだけは、十分に分かった。




明日からの予定等の話をし終わると、「じゃあ、一人一言ずつ自己紹介な。」と笑顔の担任がそう言った。




自己紹介だと。


………絶対嫌だ。




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