この出会いが奇跡なら-上-



「じゃあ、出席番号1番から」

その担任の言葉で自己紹介がスタート。



あたしは……「成宮」だから、結構後ろのほうだな。



そんなどうでも良いことを考えていると、



―――ガラッ



いきなり、教室の戸が開いた。




「お前、入学早々遅刻か?」



「うるせえよ」





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