この出会いが奇跡なら-上-



担任との話を終えた成斗が、ふとこっちに気付いて、あたしの方へとやってくる。




「よう、朝からメールしてくんなよな」


「それは、成斗が来なかったから。でも間に合ってよかったね」

「ん、ああ」

「ほら、移動だって!行こ?」

「…めんどくせ」



それから飛行機に乗り込んで、いよいよ離陸の時。






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