幸せの時間。
始まりの時間
桜舞い散る春。
今日は、水島佳奈にとって大切な入学式。
いつも以上に気合いがはいってます。



「はよ〜!!佳奈」
私の名前を呼んだのは幼稚園の時からの幼なじみで亜由美だった。
「な〜に?やけに気合い入ってるじゃん亜由美(笑)」
亜由美はいつも以上のバッチリメイク。
結構時間かけてるよね?

「まあねぇ〜最初が感じなんだからね!!佳奈も少しはメイクしなさい!?」

お母さんさんみたいに私を叱る亜由美。
私、亜由美のそんな所が本当に好きだよ。 


「ねぇ〜早くクラス見に行っちゃおう?」
「了解!!」
私達二人は、これから始まる高校生活に胸を膨らませその場を後にした。


クラスは私がAで、亜由美はDだった。
離れ場慣れになったのは残念だけど、休み時間に会いにいけばいいし、昼だって一緒に食べればいいだけだし寂しくはなかった。
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