RinNe
店に着き


何時も通りの接客をしている時


僕の携帯が鳴りだした


それは、雪子からだった…

[ねぇ、もう駄目私。


何時までこんな寂しい想いを


させたら気が済むの?]


完全に呂律が回っていない

口調で激しく


つっかかってきた。


おそらく
アルコールと大量に飲んだ

クスリのせいだろう。


僕は悟った。


[ごめん、寂しい想いばっかさせて、


だけどちゃんと、お金も送ってるよね?


それは、この仕事してなければ、お金造れないし


養えない事なんだよ!]


僕は必死に雪子を宥めた。

雪子は泣きじゃくった声と

呂律が回っていない口調で

激しく切り返してきた。

< 185 / 202 >

この作品をシェア

pagetop