秘密の想い
お風呂タイムはいつも、
佳兄が独りぼっちになっちゃう。
だから私は、
遊び心と、悪戯心混ぜ混ぜで佳兄に言う言葉がある。
「佳兄、
一人じゃ寂しいでしょ?
一緒に三人で入る?」
ちょっと真剣な顔で佳兄に言うんだ。
まぁ、
佳兄の反応はいつも一緒なんだけど
「ブッ!!!!!!!!!!
さ、ささささ紗耶!!!!!?????」
そうやって私の頭を軽くチョップする。
本心で言ってるわけないよ!?
佳兄と一緒にお風呂なんか入ったら、
のぼせちゃう…
「え~~~~…
だってぇ…」
私は叩かれた頭を両手で押さえて佳兄を見上げる。