秘密の想い


……コツン、ッ


私の額と佳兄の額がぶつかった。


「熱は、ないよね。。



…なんて。ちょっと漫画チックなことしちゃったね。」


佳兄…ちょっとじゃ済まないよー。。

恥ずかしい。。

一瞬、目をつむりそうになった自分がいた。



脚の力が抜けて、佳兄の足元に座りこむ。

「ふぇ…」


変な声、出ちゃったよ。。




ひゃぁ!!!!!!


佳兄のく、唇が、




ほっぺに触れた。


柔らかくて、ふにってした。




「け、い…にぃ??」



私はしゃがみ込んだ佳兄の目を見つめた。

私も座り込んでいるから、佳兄と視線の高さがほぼ一緒。


なんだか、変な感じ。



「あ…さ、紗耶?」





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