秘密の想い
私は佳兄を上から見ながら、

佳兄の頭を触った。



頭を打ったり、たたいたりすると、

バカになっちゃうって、聞いたことある…


あ、、佳兄、バカになっちゃやだよ。。



「紗耶のバカ」


そう言って佳兄は、自分の頭に置かれた私の手を引っ張った。


その拍子に私はバランスを崩して佳兄の上に落ちる。



少し痛かった…

でも、佳兄、本当にバカになっちゃったのかな??

私のことバカとか言いながら、私が上に落ちるってわかってて、

私の手引っ張ったの??



「さらに痛い…」


佳兄は私の頭を撫でながらははって笑ってる。

痛いのに、おもしろいのかな?

意味わかんない…


「佳兄、どうしたの??」


私は佳兄に頭を押さえられてて起き上がることは不可能だったけど、

なんとか声を出して佳兄にそう尋ねた。


ていうかッッ!!

この体制はどうにかならないのかなぁ…


苦しいし、恥ずかしいし!








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