秘密の想い


私は一番に佳兄に会いたくて、


すぐに外に飛び出した。





外は、肌寒いことも忘れて。




「佳兄!!!!!!!」



私は車の後部座席の扉が開いたと同時に車に駆け寄った。


車から出てきたのは、



愛しい愛しい、



  佳兄…




「紗耶!!??


久しぶりだなっ!」




佳兄は、私の大好きな優しい声で、


私を呼んだ。




また、背、


伸びたかな?




「うん。

久しぶりだね。

背、伸びたね!」







< 4 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop