秘密の想い
私、言い過ぎたかな??
ちょっと、興奮しすぎちゃったのかな…
自分のしたことに後悔して、
でも、佳兄に言われたことが辛くて、
泣きそうになっちゃった…
ふと、私の頭の上に、おおきな、
優しい掌がのっかった。
「紗耶…ごめんな??
俺、そんなつもりで言ったんじゃないんだ。
言い訳になっちゃうかもだけど、
聞いてくれる?」
佳兄は、いつものように私の頭を優しく撫でながら言った。
私は、無言でうなずいた。
「俺、紗耶が可愛くて、すっごく可愛くて、
我慢…できなかったんだ。。
で、あんなことしちゃった……
ごめんな?
忘れてってのは、従兄とキスするなんて、嫌だろ?
だから、俺は、忘れたくないけど、紗耶が嫌なら…って意味だったんだ。
本当、ごめんな?」