秘密の想い
嫌なわけ……ないよぉ!!!!!!
「佳兄にキスされて、嫌だなんて、絶対に思わない!!!
私、嬉しかったよ?」
もう、本当のことを言ってしまおう。
私には、今しかチャンスなんかないんだ。
もし、言って、振られても、
今なら大丈夫。
言わない方が、きっと後悔する。
「ん。」
続きを言おうとしたら、
佳兄の指で、
私の唇は抑えられた。
?
どうして、言わせてくれないの??
私、今言わないと――――
「紗耶、好きだよ。
従妹としてじゃなくて、
女の子として。
紗耶も、おんなじ気持ちでいてくれてる?」