あ、私、魔王の娘ですよ。
魔王1
私の部屋に、金髪の変なひとが来た。
「姫様…アークと言います…。今回挨拶に来ました理由は、結婚式の披露宴で………「ストップ」姫様?」
「披露宴て、どゆこと?」
意味わかんない。披露宴?
「決まっているじゃありませんか。ボクと、姫様の披露宴ですよ」
「決まってないわよ。却下。私は聞いてないわそんなの」
「魔王様からお聞きになられてないのですか…?」
アークは、信じられない、とでも言うように、大袈裟に驚いた。
「クソじじ…おほんっお父様に?どういうことかしら…?」
おっと、危ない危ない。口が滑るところだったわ。
「この結婚は魔王様がお決めになられたことなのですよ」
「はぁあ!?!?」
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