天の上からお助けします☆
俺はサユリさんとブルーホールの部屋へ向かった。
「あんまり肩に力入れちゃ失敗しちゃうわよ?
子どもの悩みだもの。ガキみたいなことよ。」
それを子どもである俺に言うのか。
「それで…依頼内容を社長から知らされてないのですが…」
「ああ、本人に聞いて。」
「え?!」
さすがの俺も驚いた。
昨日まであんなに下界の人間に話しかけるなって言ってたのに!?
サユリさんは目を瞬かせる俺を見てニッコリ笑った。
「どうやらそのユキヒコって子。
霊感があるみたいで身を隠しても隠せないから
今回だけ話すことに許可が得たの。」
はぁ…総理大臣の息子さんと話さないといけないのか…。
気が重いや。
そんな気持ちで俺はユキヒコの元へ向かった。