天の上からお助けします☆


ちょっと人間を試してみるのも楽しいかも。


すると彼の手が突然震えだす。


「撃ってみろよ、さぁ」


俺は彼に近づいてみせた。


誰だって人が目の前で死ぬのは怖いだろう。


それが人間ってもの。



こいつはまだ生きているから。



俺は彼から銃と奪って自分に向けた。



あれ、弾は当たんないのに銃は持てるのか。



「おい!やめろ―!」


彼が止めようとした瞬間、俺は引き金を引いた。


パァーンッ


銃声が鳴り響く中、俺はケロッとした顔で


お茶目に笑って見せた。



ユキヒコは信じられないように目を見開く。



「俺、幽霊のアキラ」


その瞬間、ドアが音を立てて開かれる。



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