天の上からお助けします☆


「こっこんちは!!

えーっと、私はウメコと言って…

あのユキって呼んでいいかな?」



今時の女子高生が正座をして体をがちがちにしながら現れたのだ。


「君も幽霊?」


「えっ、うん!幽霊!」


僕に笑いかける笑顔は単純でアホ面だった。




釣れた。




「君に会えてうれしいよ」


僕も彼女に笑いかけた。


心から僕は喜ぶ。



こんな使いやすそうなカモに会えて。









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