天の上からお助けします☆
アキラは真剣な目で僕を見る。
「死にたきゃ勝手に死ねばいい。」
・・・・そうだね。
計画は失敗した。
もうこの世界には用はない。
この世界に用がないんじゃなくて
僕がこの世界に必要とされていない。
僕はアキラからナイフを受け取り、自分の手首に向けた。
心臓の音が騒がしくなる。
目頭が熱くなり、ナイフを持つ手が震える。
アキラはため息を漏らした。
「そんなんじゃ動脈一刺しなんか出来やしないぞ」
「うるさい、黙っていろ!!」
「べつに黙っていてもいいけど、閻魔さまは黙んないと思うよ」
「え?」
アキラの意外な一言に震えが止まる。