天の上からお助けします☆
カルロスはサバイバルナイフをしまい、持っていたハンカチで止血をする。
「お怪我はありませんか?」
「大丈夫・・・」
僕は立ちあがって、手に付いた血をズボンに擦り付けた。
僕が死んだら泣くといったら
一番最初に思い浮かぶのは父さんだ。
そして・・・
「カルロス」
「はい?」
退散しようとするカルロスの名を呼んだ。
「ありがとう」
「いえ」
彼は静かに笑みを見せて部屋を出て行った。
嵐が去り、また普通の日常に戻される。
でも、それが僕の刺激となるならば・・・