天の上からお助けします☆



おじいさんは一呼吸置いてため息をつく。



「運転手のわき見運転だったらしいですね。


お気の毒です。」




おいおいおいおい、さっきからさらさらと



亡くなった亡くなったって・・・。




「私、まじで死んだの!?」


「はい、お亡くなりになりました。」



「正真正銘?」


「はい、お亡くなりになりました。」



「そう言って、もしやドッキリじゃないの?」


「いえ、あなたは本当にお亡くなりになりました。」




・・・・。



「亡くなった亡くなったうっさい。」


「・・・・。」





今、思い出した。



私は弘樹と遊園地に行ってその帰りに



後ろから車の急ブレーキの音が聞こえて



振り向いた瞬間・・・




そこから記憶がなく


気付いたらここ。






< 3 / 158 >

この作品をシェア

pagetop