天の上からお助けします☆
おじいさんは一呼吸置いてため息をつく。
「運転手のわき見運転だったらしいですね。
お気の毒です。」
おいおいおいおい、さっきからさらさらと
亡くなった亡くなったって・・・。
「私、まじで死んだの!?」
「はい、お亡くなりになりました。」
「正真正銘?」
「はい、お亡くなりになりました。」
「そう言って、もしやドッキリじゃないの?」
「いえ、あなたは本当にお亡くなりになりました。」
・・・・。
「亡くなった亡くなったうっさい。」
「・・・・。」
今、思い出した。
私は弘樹と遊園地に行ってその帰りに
後ろから車の急ブレーキの音が聞こえて
振り向いた瞬間・・・
そこから記憶がなく
気付いたらここ。