天の上からお助けします☆




「この事実を受け止めるのは時間がかかるでしょう。


あちらにホテルがあります。



そこでお休みになられてください。」




おじいさんの手が差す先はきれいなホテル。




あ~、信じられない…。




つか、動く気しない。





私はその場にあぐらをかいて


一歩も動かないぞポーズをした。




「仕方ないですね…。」


おじいさんは困ったように眉をへの字にする。





「お持て成し劇団!このお方をホテルに!」



そうおじいさんが大声を呼ぶとさっきの団長が白馬に乗ってやってくる。




「さぁ、馬につかまって。」



どこからわき出たのか劇団の人が私を立ち上がらせる。




そして、無理やり馬の団長の後ろに座らされた。





・・・ここってマジで天国?




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