天の上からお助けします☆
それと同時に彼は立ち上がり
「ウメコ!」と私の名前を呼んだ。
「ウメコ…俺、お前のことが好きだ」
まっすぐな目。
血走っている目の奥は澄んでいる。
バカ
そんなカッコ悪い姿で言わないでよ。
私は彼に笑いかけた。
見えているはずもないのに
彼の顔も笑っているように見えた。
窓に向かう私にアキラは黙ってついていく。
私はカーテンを開けた。
部屋にまぶしい光がさす。
弘樹、私のこと想っていてくれてありがとう。
もう充分だから。
今度は自分の道を歩いて。
また
会おう。