私、嘘彼女。

「菜津芽っ遅いっもう始まってる!」

ヒソヒソ声で花音に怒られた

「…ごめん。」



話長い…

「ふわあああっ」

「でっけーあくびっ!」

「うるさいっ」

眠い…

もう一回あくびをしようとして手を動かそうとしたら…


「汗ばんだ手で悪ィ。」

一生しないと思っていた

貝繋ぎ。

「なつめ、抵抗しないんだ?」

意地悪なやつ。ガキっぽい。

「そんなこと言ってると振り放すよ?」

「あ、ごめんなさい」



クスクスっ

あたし達は顔を見合わせて笑った









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