私、嘘彼女。
「た…多目的室で待ってよーよ!」
「…わかった」
光輝に置き手紙を残して俺らは多目的室に向かった
「ふはー。久しぶりだね、ふたりきりになるの!」
「だな。」
「あたしね?」
「ん?」
「光輝の事が好きなの」
しーんと静まり返る
そんな静寂を切り裂くように廊下でドタバタ走る音が響き渡る
「花音」
「なに?」
「こっち…向いて」
「…?」
俺は最低だ
光輝の事が好きな花音に
俺はキスをした
そのとき光輝は部屋にはいってきた
「ただい…。…お前らうぜえな(笑)キス…見せつけやがって!」
光輝の性格だから
強がると思った
花音は泣いていた
「光輝…違う…」
「…俺先帰るな!二人でお幸せに!」
ごめん
花音
ごめん
光輝
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