私、嘘彼女。

「花音………ごめん」


「…いい…」

「俺、入学したときからずっと好きだった…」

「…うん」

光輝の事好きなんだよな?

なのにこんな話してごめん花音

でも嫌われるの決意した

だから最後まで聞いて…

「さっき光輝の事好きって言ったよな」

「…あたし………。了にキスしてもらえて…嬉しかったよ?………」

「無理すんなよ………」


「無理なんか…してない……。あたしも了のことが好きな時期あった…。っていうか今日も好きだったよ…」


「え?」

「二人とも好き。選べないくらい好き。…でも光輝に対する気持ちが強くて…」

「花音…」

「キス…もっかいして……」

「光輝の事好きなんだろ?」

「もう…よくわかんない………。よくわかんない………」

「ごめん花音」

「謝らなくていいの。…キスして………」


軽いキスをした



でも

俺が無理矢理したから


両思いをとり壊してしまった














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