私、嘘彼女。
「菜津芽ちゃーん?」
ぎくしっ
「…隆平君」
「トイレあっちだよ。帰ろうとしてないよね?」
「そ、そんなわけ…」
「菜津芽ちゃん超可愛い。俺の彼女なってよ」
「…は?」
「いーじゃん。ちょっとくらい!じゃないとやらしいこと始めちゃうよ〜?」
「遠慮します…」
「なれっつってんの」
ドンッ
壁に押し付けられた
「痛っ」
「なってよ」
「やだ」
「あ゛?」
う…
キス…される…………
助けて………
「なにやってんだよお前」
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