私、嘘彼女。

「菜津芽ちゃん」

「ん?」

「菜津芽ちゃんの恋愛体験談聞かせて」

「あっあたしの!?」

「うん。聞きたい」

あの時以来だしな…
恥ずかしい思い出しかない…

「聞いて損するよ?」

「聞きたいから大丈夫」

「あたしが中2のとき…」





あの時の思い出が
脳裏をかけめぐる












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