*エトセトラ*
しょっぱなから濃厚なキスをされ、いつも以上にクラクラしていると、先生はまた唇を押し付けるようにキスをし始めた。

「んん…!」

ちょっと…もう…ほんとに……


舌が絡まり、熱くて熱くて、情熱的なキス。

風邪で寝込んでいるというのに、先生はおかまいなしだ。もしかして、私が風邪だということを忘れているのだろうか。


「やっ……せんせっ…」

「―――もうちょっと」

「いやっ、ちょっ……んっ…」


ほんとに、何も考えられなくなる……


も、むり…


意識を飛ばしそうになったところで、先生はチュ…と唇を離し、艶やかに微笑んだ。


「結衣?大丈夫か?」


けほっ、けほっ。

うう、苦しい…大丈夫じゃないよ…


「ひどいよ先生っ…」

「悪い、我慢できなくて」

「信じらんない……」

泣きそうになりながら抗議をするけど、先生はニコニコと嬉しそうに笑うだけ。

まったく懲りてない。


ああ、頭がいたい…。しんどい…。

お願いだから、もう寝かせてほしい…。



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