*エトセトラ*
実は、黒崎先輩が店内に入ってきた時から思っていたけど…。


今もだけど…。


ものすごく、見られている…。


黒崎先輩といることで、女の子からもの凄く視線を集めている。


これか……モカ先生が言ってたのは…。

さすがに、これだけ見られると心が落ち着かないし、比較されているようですごく気になる。



モカ先生、いつもこの視線に耐えてるのか…。



そうして、しばらく他愛もない話しをしながら、モカ先生の日々の苦労を実感していると、黒崎先輩が店内を見渡し始めた。


「モカ遅くねえか?」

「そういえば…」

トイレに行ってから結構時間が経っているかも…。お腹を壊してしまったとか?いや、それでも遅いかもしれない…。

どうしたんだろうと心配していると、黒崎先輩が立ち上がり、「ちょっと見てくる」とトイレの方に向かった。



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