*エトセトラ*
「黒崎先輩も大変ですね〜。モカ先生、こんなだから」

「ホント大変」


はぁー…とため息を吐きながら、でも、とても愛しそうな表情をしながら、モカ先生を見つめている。


なんか、とても勉強を再開する雰囲気じゃない。


「黒崎先輩、気が気じゃないでしょ?」

「ああ。今すぐ連れて帰りたい」


そんな甘い言葉を吐きながら、黒崎先輩は苦笑している。


こんな2人と一緒にいる私も、だんだん居場所がなくなってくる。目の前でイチャつかれないだけまだマシだけど。


ほんと、モカ先生って相当愛されてるなぁ。


よし!お邪魔虫の私は退散することにしよう!



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