*エトセトラ*
「じゃあ、私はそろそろ…。あとはお2人でごゆっくり〜」
帰って、存分にイチャついてください。
そう言いながら参考書をしまい、立ち上がった。
私ってなんて先輩想い…。空気を読んだ自分の行動に感心していると、黒崎先輩が「ちょっと待って」と私を見上げた。
「まだ、終わってない」
「…え?」
「さっきの続き。まだ理解してないだろ?」
「ええっ!?」
「やるからには、とことん教える」
もしかして、まだこれから勉強の続きをやるの!?
ウソでしょ!?
実は、勉強のこと忘れてくれてるかなと、ちょっと期待してたのに…!!
黒崎先輩、本っ当に容赦ない!!
サーッと顔を青くする私に、黒崎先輩は「はい座って」と勉強モードに入った。
モカ先生も横で苦笑いしている。
「何してんの?早く」
「は、はい…」
こんなはずじゃなかったのに…。うかつに勉強教えて、なんて言うんじゃなかった…。
念願の黒崎先輩は「噂」以上で、私の想像を遥かに越えていた。
モカ先生、すごいな…。
そんな黒崎先輩の「彼女」をしているモカ先生を、改めて尊敬しなおした日だった。
●end.●
帰って、存分にイチャついてください。
そう言いながら参考書をしまい、立ち上がった。
私ってなんて先輩想い…。空気を読んだ自分の行動に感心していると、黒崎先輩が「ちょっと待って」と私を見上げた。
「まだ、終わってない」
「…え?」
「さっきの続き。まだ理解してないだろ?」
「ええっ!?」
「やるからには、とことん教える」
もしかして、まだこれから勉強の続きをやるの!?
ウソでしょ!?
実は、勉強のこと忘れてくれてるかなと、ちょっと期待してたのに…!!
黒崎先輩、本っ当に容赦ない!!
サーッと顔を青くする私に、黒崎先輩は「はい座って」と勉強モードに入った。
モカ先生も横で苦笑いしている。
「何してんの?早く」
「は、はい…」
こんなはずじゃなかったのに…。うかつに勉強教えて、なんて言うんじゃなかった…。
念願の黒崎先輩は「噂」以上で、私の想像を遥かに越えていた。
モカ先生、すごいな…。
そんな黒崎先輩の「彼女」をしているモカ先生を、改めて尊敬しなおした日だった。
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