*エトセトラ*
「キャッ!!」

こんな状況だというのに、突然和泉君が後ろから抱き締めてきた。


「モカ、シーッ!」

さっきとは反対。今度は和泉君が人差し指を口にあてて私に注意した。

シーッ!って言われても!!


「ちょ…!!ちょっと和泉君!?」

「静かに。バレるとまずいんだろ?」

そう言いながら和泉君は離れようとする私をギュッと抱き締め、首元にキスをしてきた。


「やっ…!!」

その唇の感触に思わず声を上げると、和泉君はクスクスと小さく笑いながら私の口を手で塞いだ。


「静かに、だろ?」

ニヤリと笑いながら、和泉君は私の口を塞いだまま再び首にキスをし始めた。


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