*エトセトラ*
「……起きた?」
浅野が目を覚まして、ホッとする自分がいた。
あのままだと、暴走していたかもしれない。
浅野はまだ寝惚けているのか、ぼうっとしたまま俺を見つめている。
「浅野?」
声をかけると、やっと俺を認識したのか、ガバッ!と勢いよく身を起こし、みるみる顔を赤くさせた。
「ご、ごめ…ごめんっ!!寝ちゃってた…っ!!」
俺に寝顔を見られたのが恥ずかしかったのか、手で顔を覆いながらあわあわと焦っている。
「大丈夫、俺しか見てないし」
「そ、そういう問題じゃ…!!」
「ここではいいけど、他の場所では無防備に寝ないで」
「そ、そんなっ…!!どこでも寝てるような言い方しないでよっ!」
恥ずかしそうに言い返す浅野に笑うが、かなり本心だ。
こんな浅野の姿、他の奴らには見せたくない。
情けない独占欲が胸を占める。
「私、……何かした?変なこと言ってた?」
「いや、何も…」
寝てる間のことを浅野が心配そうに聞いてくる。
というか、俺の方だ。何かした、のは。
眠る浅野の頬に、キスをした。
「よかった〜…」
俺の答えに浅野はホッと安堵しているが…、……黙っておこう。
そう心の内に秘めたところで、昼休憩の終わりを告げる予鈴が鳴った。
いつの日か、浅野を手に入れた時、思い出話として話せたら。
この先もずっと、こうして浅野の隣にいることを願って…。
そんな将来に思いを馳せながら、勉強道具を片付ける浅野を見つめていた。
浅野が目を覚まして、ホッとする自分がいた。
あのままだと、暴走していたかもしれない。
浅野はまだ寝惚けているのか、ぼうっとしたまま俺を見つめている。
「浅野?」
声をかけると、やっと俺を認識したのか、ガバッ!と勢いよく身を起こし、みるみる顔を赤くさせた。
「ご、ごめ…ごめんっ!!寝ちゃってた…っ!!」
俺に寝顔を見られたのが恥ずかしかったのか、手で顔を覆いながらあわあわと焦っている。
「大丈夫、俺しか見てないし」
「そ、そういう問題じゃ…!!」
「ここではいいけど、他の場所では無防備に寝ないで」
「そ、そんなっ…!!どこでも寝てるような言い方しないでよっ!」
恥ずかしそうに言い返す浅野に笑うが、かなり本心だ。
こんな浅野の姿、他の奴らには見せたくない。
情けない独占欲が胸を占める。
「私、……何かした?変なこと言ってた?」
「いや、何も…」
寝てる間のことを浅野が心配そうに聞いてくる。
というか、俺の方だ。何かした、のは。
眠る浅野の頬に、キスをした。
「よかった〜…」
俺の答えに浅野はホッと安堵しているが…、……黙っておこう。
そう心の内に秘めたところで、昼休憩の終わりを告げる予鈴が鳴った。
いつの日か、浅野を手に入れた時、思い出話として話せたら。
この先もずっと、こうして浅野の隣にいることを願って…。
そんな将来に思いを馳せながら、勉強道具を片付ける浅野を見つめていた。