あの人が好きで。



「迷ったって・・・。」




「アタシ、友達とその友達のお兄ちゃんに届けものしてっっ・・・。」



涙が出そう。



だってその男の人、すごい怖いんだもん。



「でっっ・・・トイレ行ったら分かんなくなっちゃってっ・・・うっ・・・。」



ついにアタシ号泣。





「ちょっっ・・・!お前っ!」



男の人はさらに顔が怖くなる。



「なっ、泣くなよ!」




「ごめんなさい~」




「ちょっと来い!!!」



アタシは腕を引っ張られて、


どこかに連れて行かれた。




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