キミとあたしと「俺様なキミ」
初恋
ピピピ・・・。
・・・ん、まだ6時30分・・・。
今日何かあったっけ・・・?
いつもなら、平日は7時なんだけど・・・。
ん・・・、なんだっけ・・・?
まぁ、いいや、もう1回寝よう・・・。
・・・ん・・・?   
んんん・・・、今日って、もしかしてっ!
え-と、昨日の今日だから・・・。
やっぱり・・・、そうだ・・・。
今日は、昨日できた『初カレ』と『初登校』
うぅ・・・、何か緊張・・・。
ていうか、海君とどんな話すればいいの・・・?
海君は、かなりの『好青年』ってかんじ。
親友の美香に、海君のことが好き、って言ったときは驚かれたなぁ・・・。
(たしかに、自分でもびっくりかも・・・。)
海君は頭もいいし、(まじめ・・・?)あたしと合うのかな・・・。
あっ、そういえば美香に、友梨ってかんじしな-い、なんて言われたっけ。
でも、一目惚れ、だし・・・。
入学式で・・・。
んで、高校に入学して3ヶ月・・・、ついに昨日、告白して・・・、『ok』もらっちゃったのです。
そーいえば、海君は、7時40分に来る。
そろそろ、支度しないと。
制服に着替えて、ナチュラルメイクをして1階に降りる。
「あら、友梨ちゃん、おはよ-」
「おはよ-」
お母さんにあいさつをして、もうできていた朝食を食べる。
朝食を食べ終わって、しばらくテレビを見ていた。
テレビの時計が7:35となったので、家を出ることにした。
「いってきま-す。」
「いってらっしゃい」
ガチャン・・・。
「ふぅ・・・」
緊張する・・・。
やっぱり、手繋いだりするよね。
ハンドクリームつけとこっ。
「友梨ちゃんっ。」
「・・・あっ、海君、おはよ。」
「おはよ。」
「・・・」
「じゃぁ、行こっか・・・?」
うぅ・・・、なんか気まずい・・・。
何しゃべればいいの・・・?
話題がなぁ-ぃ・・・。
「・・・」
どーしよっ・・・。
海君なんかしゃっべってよ-・・・。
・・・あっ、そうだ!
んー・・・、でもなぁ・・・。
あぁ、もういいや、このさいっ。
「ねぇ、海君・・・」
「何・・・?」
・・・ふぅ・・・。
「手、繋がない・・・?」
い、言えたぁ―!
「えっ、あっ、うん・・・」
・・・えっ、ちょっと海君、手出してよぉ・・・。





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