キミとあたしと「俺様なキミ」
南原翔の少し後ろを歩く。
「そーいえば、名前は??」
「相原友梨・・・」
「友梨・・・でいぃ??」
照れくさそうにあたしの名前を呼んだ・・・。
そういうの可愛いと思ってしまう。
・・・ドクッ、ドクッ。
心臓が鳴り出す。
ヤバイ・・・。
「僕は、南原翔だから」
知ってるけどね・・・。
「呼び捨てでいいから」
「うん・・・」
・・・翔って呼ぶの・・・。
「言ってみて??」
えっ・・・。
翔って言えってこと・・・?
「そんな・・・、いきなり」
「お願い」
そんな風にお願いされたら、もう・・・。
「翔・・・・・・」
うぅ、何か恥ずかしい・・・。
「ありがと」
可愛すぎるんだけど。
もー・・・。
「そーいえば、あたし達、付き合ってるんだよね・・・?」
「友梨、付き合って??」
えッ、今更ですか!?
「ねぇ、何であたしと付き合うの?」
「え?」
真面目に・・・。
「僕は友梨が好きだから・・・」
可愛い・・・。ヤバイ・・・。
少し、顔赤くなってる・・・。
あたしも、だんだん頬が赤く染まるのが自分でも分かる。
「返事は??」
「うん、いぃよ」
とっさに、OKしてしまった。
「ねぇ、あたしのこといつから好きなの?」
だって、今日あったばっかりだし・・・。
「今日の昼から」
「ほんとにぃ」
何か、びっくりだな・・・。
「じゃぁ、一目惚れしたんだ、あたしに」
うぅ、何か赤くなってるぅ。
可愛いぃー。
あっ、そういえば・・・。
「ねぇ、メアド教えて」
「うん・・・」
メアドゲットです。
「あっ、家ここなんだー」
「僕の家はもう少し行った所」
「じゃぁ、今度いってもいい?」
「うん」
「じゃぁ、また明日」






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