キミとあたしと「俺様なキミ」
つーか、連絡先、分からん・・・。
しかも、気まずいし・・・。
でも、もう海君のこと好きじゃなくて・・・。
あたしって、翔の事が好きなの・・・?
でも、すんごくドキドキした・・・。
海君のときとは、確かに違ってた・・・。
この気持ちって、好き、ってこと・・・。
あぁ、好きと普通の境界線があればいいのに・・・。
こんな時は、美香に連絡してみよう。

美香、質問があるの。
胸がドキドキするのって・・・。
その人を好きってことなのかな?

―送信―

今まで、あたしよりもいっぱい恋をしてきた美香なら分かるはず。
美香は、ほんと、頼りになる。
ラララー♪
思ったより、早く返事が来た。
どれどれ・・・。

友梨、ちょっと考えてみて。
好きでもない人にドキドキなんて、
しないはずでしょー!

さすが、美香。
なるほどな・・・。
てか、じゃぁ、あたしって翔が好きなの・・・。
でも、きっと、そうなんだ。
あたしは、いつからか翔に恋してたんだ・・・。
自分でも気がつかない気持ちもあるんだな・・・。
じゃぁ、けじめ、つけないとな。
海君に。

「ただいまー」
お母さん、帰ってきたんだ。
何か、あたしもいつの間にか寝てたし・・・。
下に降りて、お母さんにおかえりと言う。
「ねぇ、プレゼント開けた?」
「・・・うん」
「可愛いでしょ。でも、高かったんだからぁー」
「そーなんだ、ありがと・・・。」
一応、お礼を言った。

「はぁー」
何か、ため息がでてしまう。
今日の夜は、ハンバーグだったけど。
お風呂に、入浴剤も入ってたけど・・・。
あした、海君とのけじめをつけないといけない。
あと、翔に『好き』って伝えたい。
翔は言ってくれた・・・。
好きって・・・。
だから、あたしも。
まぁ、今日は寝るか・・・。
おやすみ・・・。


< 13 / 21 >

この作品をシェア

pagetop