キミとあたしと「俺様なキミ」
「いただきます」
「はーい」
久しぶりのカレー。
お母さんがカレー食べれないから、家ではほとんど食べない。
お母さん、朝から作ってたんだ。
何か、嬉しいかも・・・。
「そーいえば、どーなの」
ん・・・、前にも聞いたようなセリフ・・・。
あっ、もしかして・・・。
美香だぁ。
ということは・・・。
どーなのって、彼氏のことぉ・・・?
「別に、どうってこと・・・」
「だから、エロイの?」
はぁ、普通エロイとか言う・・・?
「どーなの?」
「別に・・・」
「友梨、あのね、普通は初えっちは14歳くらいなのよ」
えっち・・・。
「友梨、まだ処女なんでしょ?」
処女・・・。
「友梨、もう少し大人にならないとね」
「もう、お母さん変なこと言わないでよ」
ていうか、あたし・・・。
ファーストキスもまだなのにぃ。
えっちなんて考えてなかった・・・。
ていうか、14歳って早すぎじゃない?
・・・やっぱり、あたしって子供・・・?
そんなぁー・・・。
「ごちそさまー」
カレーを全部食べて、自分の部屋にいった。
そして、ベットでくつろいだ。
ていうか、さっきのお母さんの話が頭から離れないし。
海君が、えっちするわけないよね・・・。
キスもしなそー。
美香は、今までも彼氏何人もいたし、きっと・・・。
きっと、えっちしたんだろーな。
あたしは、今まで何人かに告られたことはあったけど・・・。
ずっと、断ってた。
美香は、可愛いしモテてて、いろんな人と付き合ってたなぁ。
あたしも、そーすればよかったのかも・・・。
とりあえず、今日はお風呂入って寝よー。
お風呂の中でも、ずっと考えて、考えて。
寝るときも考えてた。
えっち・・・。
まぁ、明日美香に聞こう。
おやすみ・・・。

ピピピ・・・。
目覚ましの音。
はぁ、朝か。
支度をして外に出た。
ちょうど、海君も来た。
何とか、えっちのことは忘れて、楽しくおしゃべりをした。
「もう着いたねぇ」
「うん、そーだね」
「あっ、美香おはよー」
美香登場。
「おはよー」
そーいえば、海君とはお別れ。
「バイバイ」
「バイバイ」

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