キミとあたしと「俺様なキミ」
「仲良くやってるみたいじゃんっ」
「うん、まぁ、おかげさまで」
「いえいえ」
そーいえば、あの話題を・・・。
「ねぇ、美香、相談したいことがあるの」
「何、何?」
そして、美香に全部聞いてもらった。
「どー思う?」
「うーん、まぁ、確かに子供だねぇ」
うぅ・・・。
「まぁ、海君の様子もう少し見てからだね」
「うん、そーだね」
美香に話て、ちょっとスッキリしたぁ。
でも、授業中考えぱなし・・・。
あっという間に昼休み。
「あっ、そういえば社会の資料持ってきた?」
・・・ん、社会の資料?
・・・、あっ、ヤバ。
すっかり忘れてた・・・。
今日、使うんだった・・・。
「忘れたぁー、どしよう・・・」
あぁ、もう最悪。
「じゃぁ、資料室から取ってきなよ。ついでに美香の分も、よろしく」
・・・資料室・・・。
あそこって、何かヤダなぁ・・・。
ひと気が無いっていうか・・・。
「お昼おごるからさっ」
「ホントぉ!」
「友梨の分もお昼買ってくるねっ」
やったぁ!
「やきそばパンでいい?」
「うん!」
「じゃぁ、よろしくね資料」
「まかせて☆」
・・・とは、いったものの。
まぁ、いいや、お昼代浮いたし。
あっ、ここか、資料室。
たぶん誰もいないんだろうな・・・。
ガチャ。
「いや・・・ぁ・・ぁん」
えっ・・・。
「いじめないでよぉ、翔」
何これぇー・・・。
「あぁ・・・ん」
・・・えぇー・・・。こんな所で・・・。
ていうか、資料取れないんですけど・・・。
1回戻ろうかな・・・。
覘きみたいじゃん。
帰ろー。
ガチャ。
ヤバ、音たてちゃった・・・?
「ちょっとぉ、もしかして覘きぃ?」
うわぁ、最悪なパターン。
「最悪!!」
ガチャン・・・。
出てっちゃったよ・・・。
ていうか、最悪なのはこっちだちゅうの!


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