ハッピー・ニュー・イヤー
「お待たせ~姫子ちゃん」
イッチが戻ってきた。

「そろそろ出かけよっか?
初詣も行きたいし」

「ええ~?」とお母様はつまらなさそうだったけれど
私もそろそろ猫を被り続ける限界だったので失礼する事にした。

「車でしょ?
途中まで乗っけてって」

相変わらずマイペースな瑠維さん。

「ったく人遣いが荒いな」

そう言いながらも拒まないイッチ。

なんだかんだと仲良しなのかな?
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