ハッピー・ニュー・イヤー
「で、どこまで乗っけてくの?」

「バイト先、って言いたいけど駅前でいいや。
あれっ?姫子は助手席?
俺の隣りじゃね~の?」

ここ、空いてるよ?と言わんばかりに隣りのシートをポンポンと叩く瑠維さん。

勘弁して下さい。

「バカヤロー!呼び捨てにすんじゃねぇ!
それに姫子ちゃんは俺の彼女!
なんで俺がタクシーの運転手みたいに、お前らを後ろに乗っけるんだよ」

「そぅだね~、そだね」

ホント瑠維さんが分かりません(泣)
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