君の背中に

思い出と今

返信が来たのは
次の日の夜だった。

「大丈夫、俺も楽しみ」

やっぱり伶くんは優しい。
少し弟が羨ましかった。

弟は近くの公園で
サッカーの練習をしてもらうと
目を輝かせていた。

私も行こうかな。


サッカーなんて授業でしかやってないし
小さい時から運動するより
部屋で絵を描いたりする方が好きだったけど
一緒に行くぐらい良いはず。


里央も誘えば自然だし。
明日誘ってみようかな。


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