君の背中に
ついにその日はやってきた。

親は今日も仕事だ。


弟は公園に遊びに行った。

私も公園に行けば伶くんに会える。
歩いて10分足らずの公園だから
会いに行くのはとても簡単だった。


行こうか、やめとくか。

行きたいけど…会いたいけど。

ただ、勇気がなかった。


あるのは確信さえない
淡い1つの気持ちだけだった。
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